F1のこと

「F1」という言葉をご存じですか。

おそらく一番知られているのは(フォーミュラ−1はとりあえず置いておいて)、食肉用の牛でしょう。肉質の良い黒毛和種と、速く育ってしかも大きくなるホルスタイン(代表的な乳牛)を掛け合わせた、いわゆる交雑種。国産牛と表示されて販売されている牛肉のほとんどがこれです。

Fはfirst filial(最初の雑種)を指していまして、食肉牛にF2というのはありません。この先交雑が進むと、F1で親から受け継いだ「食肉としての良い特質」が失われるからです。

F1は、野菜の世界でも浸透しています。大根やとうもろこし、にんじん、にんにく…いまやほとんどの野菜は、毎年種のメーカーから種を買って植えています。市場に出す野菜のほとんどは、もう農家で自家採取なんてしていないのです。

今は里芋が美味しい季節。そしてもうすぐ冬菜です。里芋も、冬菜も、数少ない自家採取で作られている野菜。生産者が自らの目で「これは良い」と思った株の種を集め、それを毎年繰り返して選りすぐりの種に育てた、他にはない野菜です。

種についてくわしいお話はこちらのブログを読んでみて下さい。

コメント