TPPに関して疑問反論シリーズ(6)

JAのシンクタンクJC総研が出している「TPP疑問・反論シリーズ」の超訳6回目(本文はこちらPDFで開きます)。先にTPPを発効させたニュージーランドは牛肉、乳製品の輸出国。そのニュージーランドに対してアメリカはどういう態度で臨んでいるか。今回は乳製品。過去の記事はこちら→(その1 その2 その3 その4その5

全米牛乳生産者連合会はニュージーランドとの TPP 交渉から酪農の除外を求めている。

前回はニュージーランド産牛肉に対し、アメリカが緊急輸入制限を適応させようという無茶ぶりについてでした。TPPはシンガポールやニュージーランドなどが加盟して発効した協定で、アメリカや日本の参加は、先に入っていた国との多国間協定になるのは前述の通り。ニュージーランドは現在世界第一位の乳製品輸出国で、ドルに対して通貨も安いため、関税が撤廃されてアメリカに輸入されれば、アメリカの乳製品業界は大打撃を受けます。

除外を求める根拠は、表向きには、「ニュージーランドには国内で生産される牛乳の90%以上を集める巨大寡占企業フォンテラが流通の自由を疎外し、しかも本国から優遇措置を得ている」というもの。実はアメリカの乳製品業界も輸出産業であり、加工原料乳の価格保障や輸出補助などで自国農務省から保護を受けています。ニュージーランドは、そんなことはないですよ、アメリカだってTPPに入ればメリットを受けられますよと慰撫に努めていますが、状況は変わっていません。

本日のまとめ

アメリカはTPPをハイジャックする気なのかも。日本は農業だけを見るのではなく、金融保険、建設、外国人労働者など広い視野で再検討が必要。

2 コメント “TPPに関して疑問反論シリーズ(6)”

  1. [...] JAのシンクタンクJC総研が出している「TPP疑問・反論シリーズ」の超訳7回目(本文はこちらPDFで開きます)。先にTPPを発効させたニュージーランドは牛肉、乳製品の輸出国。そのニュージーランドに対してアメリカはどういう態度で臨んでいるか。今回は労働問題。過去の記事はこちら→(その1 その2 その3 その4その5 その6) [...]

  2. [...] JAのシンクタンクJC総研が出している「TPP疑問・反論シリーズ」の超訳9回目(本文はこちらPDFで開きます)。先にTPPを発効させたニュージーランドは牛肉、乳製品の輸出国。そのニュージーランドに対してアメリカはどういう態度で臨んでいるか。今回は労働問題。過去の記事はこちら→(その1 その2 その3 その4その5 その6その7その8) [...]

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